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買い目線で投資を見てみる

買い主体の株取引では、投資家の投資に対する方針によって、一般的には以下の方法があります。

スキャルピングトレード(超短期投資:数秒~数分)

エントリーして僅かな値動き(1ティック~数ティック)を即座に利食いすることを繰り返す手法です。

日中足(ティックチャート等)を見ながら、売買のタイミングを計る難易度の高い手法ですが、薄利を積み上げなくてはならず、1日で100回以上の売買を繰り返すこともあります。

しかし、低リスクですが一度の下落で積み上げた利益が簡単に溶けてしまう欠点があります。


デイトレード(短期投資:数分~1日)

相場が上昇トレンドのときに非常に有利な投資法ですが、下降トレンドになると買い戻しに騙されやすいため、思うように利益を積み上げるためには、銘柄選定が非常に重要です。

ですから欠点は下降トレンドに弱いことパフォーマンスが思ったより出ないことが挙げられます。



目から鱗のデイトレード手法 


スイングトレード(短期投資:2日~7日程度)

エントリーからチャート主体でじっくりと値幅を狙える主要な短期投資の手法です。

株価の動きには一定の慣性が出やすく、比較的大きな値幅を狙うことができますが、利食いポイントを誤ると下落スピードや下落幅に押されてしまいます。

また、次々に投資銘柄を探してゆくことが重要になる投資法です。



スイングトレードに最適な投資手法 


中・長期保有(中・長期投資:1ヵ月~数年)

全体市場の流れから年に数回の買いポイントを狙ってエントリーします。

エントリーポイントが適正であれば、トレンドを気にせずに保有が可能ですが、パフォーマンスは高いとは言えません。

また下降トレンドではエントリー出来ないわけで、投資機会は非常に少ないですね。



以上のように、デイトレードやスイングトレードのような短期投資の場合は、株価が下落することに対して対策をしない場合は、買いだけで利益を積み上げるのは非常に難しいと言えます。

しかし、短期投資は多くの個人投資家は市場のプレーヤーであることから、利益を積み上げることができれば、驚くほどのパフォーマンスが出るのも事実です。



買いだけで勝つには?


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短期投資で買いだけで勝つためには、(基本的に)相場の半分を休まねばなりません。

上昇トレンドを狙うべき

買いで勝てる相場と言うのは、ある程度長期にわたって株価が上昇傾向にある、所謂上げ相場です。この場合でも短期で値幅を狙う方法では、定期的な売買の繰り返しとなります。

エントリー後株価が上昇したなら利食いをしますが、利食いが出来るということは、相場全体が上昇トレンドにあるということですから、利食いしたなら調整時(下落時)にエントリーしないことが第一条件です。

じっくりと次のエントリーポイントを狙うわけですが、その間は無駄なエントリーをしないことが重要なのですね。


また、中長期投資では下落トレンドの終盤でエントリーして、利益を狙うので勝率は高いと言えます。その場合でも主力銘柄に分散投資をする、上場投信(ETF)に投資するなどの対策をすれば、リスクをより減らすことが可能ですが、ハイパフォーマンスは狙えません。

ロングオンリーで年間30%で最高と言われるのはそのためです。所謂リスクに見合ったリターンですね。


意外に難しいロングオンリー

しかし、ハイパフォーマンスを狙った個別銘柄の短期投資では、ロングオンリーの投資は難易度が意外に高いのです。

値動きのいい中小型の信用銘柄では、市場全体が上昇トレンドであっても個別の値動きになる場合も多く、また日経225主力銘柄であっても個別の値動きはつきものです。

上昇10日、下げ5日という相場の特性を考えると、ある程度のところで早めの利食いが不可欠になってきますし、そうした利食いタイミングはエントリーポイントによっても異なるので、けっして易しい投資ではありませんね。 



「1勝5敗でも勝てる」の嘘

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株式投資では常勝することは不可能です。

買いでエントリーしたポイントから確実に上昇するとは限らないわけで、逆に下げたら3%、5%でもロスカットして逃げたりしてしまうでしょう。

これは短期投資では当然の投資行動ですが、5敗もすれば15%、25%と大きく負けた上に売買手数料もかさむわけです。

なので大きく1勝、と言っても15%、25%獲ってなおも赤字なわけです。買いで15%抜くには20%くらい上昇する銘柄でないと無理で、25%抜くには35%上昇する銘柄を見つけなければなりません。

それがどれほど大変なことか、個人投資家ならば身にしみていると思います。

ですからそんな戯言は無視するに限ります。



「10倍株(テンバガー)を見つけるの大嘘


将来10倍になる銘柄を見つける、といったまことしやかな話題が流れるのも株式市場ならでは、の射幸心を煽るだけの詐欺まがいの情報です。

冷静に確率を考えても10倍株を見つけられる可能性はほぼ0%です。


確かに相場になってる銘柄に勇気を出して飛び込んで、5%、10%抜くことはできるかもしれませんし、運が良ければS高を取る可能性もないとは言えません。

けれど、それとて10倍には程遠いわけで、たとえ非常に運良くそんな銘柄に乗れたとしても10倍になるまで待てる人は事情のある人(会社関係者、仕手筋等)しかいるはずもないです。


結論:【短期投資】「買い」だけで勝つのは厳しい


というわけで、買いだけで勝つのがいかに厳しいか考えてきました。
そして結論は・・・

短期投資で大きな利益を目指す個人投資家にとって、買いだけでなく空売りを用いるということは、株価下落対策でもあり、また下落時こそ大きな値幅を取る絶好のチャンスとなります。

そして利益を積み上げるためには必須の手法だと言うことになります。


利益を積み重ねるには必須の手法